島の人も楽しみにしている沖縄独特の文化を体験しよう！

秋から冬にかけての大潮の日は昼より夜中の干潮の方が大きく潮が引きます。
特にマイナス潮位になる日は普段は海の底だったところまで海面上に露出し干上がったような状態になっています。

実は島の人たちは、このマイナス潮の日を心待ちにしています。
しっかりと準備を整えて最干潮の二時間ほど前には浜に向かい「イザリ」と呼ばれる夜中の潮干狩りを楽しむのです。
かつてはサザエやトコブシやタコなどをたくさん捕まえて季節の味と共に季節の風物詩として楽しんでいました。

今では環境保全や漁業資源保護（漁業権）の観点から誰でも楽しめる遊びではなくなってしまいましたが、
このツアーではそんな島の伝統的な海の楽しみ方を擬似体験として、獲物はとらず生物・自然観察として楽しもうと思っています。

懐中電灯を持って潮溜まりを探してみると、小さな魚がじっとしていたり（多分眠っています）、
きれいな色のエビたちが動き回っていたり（夜行性）時には小さなタコ（沖縄ではシガイと呼んでいます）が砂に隠れてこちらの様子を伺っていたり、
きっと初めてみるものばかりだと思います。

海の近くに暮らしていないと日頃の生活の中ではあまり潮の満ち引きということに関心を持たないかもしれませんし、
泳ぐ以外の目的で海に行くことも少ないと思います。

このツアーに参加して、海を中心とした自然と非常に近い沖縄離島の暮らしの楽しさに触れてみてください。
ただし夜ふかしプログラムなので、健康上、日頃の習慣などを考慮して余裕を持ってご参加ください。