慌ただしい日常を忘れ、ゆっくりと流れる粟国の時間を体感して下さい。

「粟国島」は、那覇市の北西約60km（フェリーで約2時間15分）の洋上にある周囲が約12km（南北約3km、東西約4km）の丸みを帯びた三角形の小さな離島です。 豊かな自然が多く残り、特に植物や野鳥、地質等は学術的にも希少性が高いと言われています。 南側の海岸線は、太古の火山活動の痕跡を垣間見ることの出来る沖縄県内でも珍しい場所となっています。 西側が高く、東に向かって緩やかに低くなっていく地形は粟国島独特の集落を作り上げ、特にフクギ並木やサンゴ（琉球石灰岩）の石垣などは沖縄の原風景を残して います。 昨年は、粟国島が舞台となった映画「洗骨」が公開されニュースの話題になりました。 特産品では、海水から生成する自然塩「粟國の塩」が有名です。農作物では、「黒糖」や「もちきび（まーじん）」がとても人気があります。また、これらを使用し た加工品「もちきびかりんとう」、「ようかん」や「もちきび麺（乾麺）」も大人気です。 別名「ソテツの島」と言われるほど、ソテツが群生している粟国島、そのソテツから採れる実を使用して作られた「ソテツ実そ」も特産品の１つです。 人口は2019年4月30日時点で、702名です。

●集落散策
自然の川や池がない粟国島。昔、生活水を確保するために作られた生活用具や沖縄の原風景、石垣とフクギ並木などを案内します。
［所要時間］約2時間
［準備物］動きやすい服装。履き慣れた靴。タオル。帽子。水分補給のための水筒やペットボトル飲料。気温が高く、日差しも強く汗をかきますので、着替えをご用意いただいた方がいいかもしれません。
［注意事項］写真撮影やビデオ撮影は可能ですが、撮影は避けて頂きたい場所もありますのでガイドの指示に従って下さい。
［その他］今と昔、新しい物と古い物を中心に集落内を案内します。

●芸能（踊り）体験
島の名前がつけられた舞踊「粟国島」を粟国村女性連合会の方々から教わります。練習した踊りをその後の交流会で発表します。
［所要時間］1時間30分～2時間
［準備物］動きやすい服装。
［注意事項］粟国村女性連合会から衣装（ハッピ）とティーサージ（てぬぐい）をお借りします。丁寧に扱って下さい。
［その他］フェリーの運航状況により、時間を短縮する場合があります。

●天の川観察会（自由参加）
今年で７回目の開催になります。港の広い駐車場に寝転がって天の川を観察します。途中、ガイドが星空案内を行います。また、天体望遠鏡で「土星の環」を観察します。
［所要時間］特に終了時間は設定していませんが、午後10時頃の終了を予定しています。自由解散となります。
［準備物］参加を希望される方は、寝転がって観察する時に使用するレジャーシート等の敷物があると便利です。
［注意事項］夜に実施する観察会です。安全を確保するためガイドの指示に従って行動して下さい。
［その他］満天の星空に見える天の川だけでなく、天体望遠鏡を使って「土星の環」も観察する予定です。参加費は、お一人様200円です。（現地の受付にて徴収させて頂きます。）
※天候の状況で中止になる場合があります。体験メニューではありませんので、代替えメニューはありません。