高付加価値　～久米島の水に触れる旅～

私たち「ひと」の体は約60％が「水」で構成されています。
私たちにとっても重要なこの「水」の存在は、ここ『久米島』の地でも重要な意味を持っています。

久米島は沖縄本島から西に約１００Kmに位置し、東洋一美しいと称される『はての浜』、日本の山100選の『宇江城岳』、日本の渚100選の『イーフビーチ』などを有する美しい島です。
山・川・海と大地がつながり自然資源の豊かな久米島は、希少固有種を含めた多様な生物が命を紡ぎ、沖縄県で初めて県の国立公園に指定された島でもあります。また、ラムサール条約湿地にも登録された『ニブチの森』など渓流・湿地も広がる地帯であり、重要無形文化財に指定された『久米島紬』の染料も豊富な場所です。
久米島はそれらの自然資源を活用しながら産業を発展させてきました。自然のアクティビティを楽しむ観光業だけにとどまらず、水揚げ高日本一の『車エビ』や『海ブドウ』、日本一の出荷量を誇る『紅芋』、口当たりが優しく飲みやすい『泡盛』など、特産品も多く一次産業も盛んな島です。
私たちは豊かな産業や固有生物の生息を支える要因の一つに「水」があると考えています。
島の周囲を海に囲まれ、陸地には滝や川を望むことができる久米島は、沖縄離島の中でも珍しく湧き水が豊富です。かつては島の名が示す通り『稲作』も盛んな島でありました。沖縄においてとても貴重な水の恩恵を受けて発展してきたこの島の人たちは、おおらかで、瑞々しく、活き活きと活動している姿が印象的です。島独自の文化も大切に残しながら、島外の文化と上手に融合させてきた柔軟さは、この水の豊富さとも関連していると私たちは感じています。

今回はここ水処の『久米島』で、「島の」、そして私たち「ひとの」神髄ともいえる「水」に触れていただくツアーです。
本プログラム内ではいわゆる『観光名所』のご案内ではなく、島で暮らす私たちが感じる「島の魅力」を最大限にお伝えしたいと考えています。
観光で訪れただけでは知ることが難しい、体験できないことや、島の産業や生活、人に触れていただくことがメインのプログラム内容です。
（観光名所の訪問をご希望の方はフリータイムをご活用ください）
ご家族やパートナーと、ご友人やお仲間と、おひとりで、どんな形のご参加も大歓迎です。
久米島の魅力を通じて、皆さまの心と体を潤すお手伝いができますと幸いです。ぜひ多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

＜プログラム内容＞
▶久米島博物館
　久米島の成り立ちと地形、歴史について学びます
▶ニブチの森散策
　ラムサール条約に登録されている「ニブチの森」を散策します
▶白瀬川散策
　久米島の水源でもある清流・白瀬川を散策します
▶調査シュノーケル
　シュノーケルを通して海を体感し、産業自然との問題を考えます
▶島のお水を飲み比べ
　島内で販売されている飲料水数種を飲み比べ味の違いを体験をします
▶泡盛酒造見学
　島の人が愛する泡盛『美ら蛍』の製造酒造をご案内します
▶交流会
　島の人も交えて交流会を行います